2000-02-01 第147回国会 参議院 本会議 第3号
年金改革法案は、さきの国会でまた継続審議となりましたが、年金という国民的課題を、仮にも党利党略的立場から取り扱うようなことがあってはなりません。 金融のビッグバンは、二十一世紀へ向け避けられぬ時代の流れであります。旧財閥系の枠を超越した大銀行同士の合併などによるメガバンクが次々誕生しようとしております。この動きはよく見守ってまいりたいと思います。
年金改革法案は、さきの国会でまた継続審議となりましたが、年金という国民的課題を、仮にも党利党略的立場から取り扱うようなことがあってはなりません。 金融のビッグバンは、二十一世紀へ向け避けられぬ時代の流れであります。旧財閥系の枠を超越した大銀行同士の合併などによるメガバンクが次々誕生しようとしております。この動きはよく見守ってまいりたいと思います。
国民が景気回復策として期待していない地域振興券には熱心で、国民の圧倒的多数が期待する消費税減税は拒否し続ける、その上、自民党と自由党との連立合意に盛られた消費税の福祉目的税化によって消費税増税を志向する、こうした小渕内閣の姿勢は、党略的立場を国民の切実な願いに優先させるものであり、国民を幾重にも裏切り、踏みにじり、政治不信をますます増大させるものであります。
政府・自民党が消費税増税という方針を勝手に持っているからといって、それを理由に、国民多数が切望し、最も効果のある景気対策である消費税減税を拒否するというのは、みずからの党略的立場を国民の利益の上に置くものと言わなければなりません。
こうした中で、参議院全国区拘束名簿式比例代表制導入の公選法改正案の成立を目的として、政府・自民党が九十四日間の長期異例の会期延長を行い、社会党が政治倫理確立など重要課題よりも参議院全国区制改悪を党略的立場から優先させ、同法案のため結果として自民党に手をかしたことは、国民周知のことであります。(拍手)野党第一党の責任は一体いずれに行ってしまったのか、まことに理解に苦しむところであります。
これは私これから紹介しますけれども、それからこれはぜひ各党一つずつごらんいただきたいと思うのですけれども、中身を見ますと完全に党利党略的立場で取り組んでいるんですよ。そういったこと、ないと断言できますか。
他方、国会議員は国の最高の機関の代表でありますから、教育の問題について党略的立場でなく御調査をなさるということは当然あってしかるべきことと考えます。
しかるに野党の諸君は、最近になりまして、その党略的立場から、小選挙区制反対、そのために、これを唯一の共通の場として野党連合すらなそうとしておるのであります。私は、政治家が国民に対して政治姿勢を正すということを唱えるならば、当然に、謙虚に国民の要望するところの政治の場をされいにするためにも小選挙区制度をとるべきであると思います。
重宗議長は、このような院の秩序を無視した暴力的運営を援護する立場に立ち、また、さきには、両党間の約束である会期延長をしないという約束の破棄を、衆議院議長にみずから強硬に申し入れるなど、議長の職責を放棄し、全く一党人としての党利党略的立場をとったものと考えるわけであります。
それとも、政府は当初、提案の意思はなかったけれども、旧地主団体とそれを支援する一部与党議員の圧力に屈して、党利党略的立場から提案することとなったのではないでしょうか。聞くところによりますと、政府内部においてさえ、この問題の所管官庁になることをきらったほどのうしろ向きの法案であることなどから、施政演説に盛り込むことを故意に避けたものと考えられるのであります。
国会法の解釈をかくのごとき党利党略的立場で運用することに、私は強く反対の意思を表明せざるを得ません。かかる重要法案を一度の審査をも経ずして本会議で審議するのが政治的判断と称するけれども、このことを私があえて党利党略の具に供したと称するゆえんのものを立証するために、他の対照的な事例を引用しましょう。
と、これまた国会法に明記をされておりますが、数日来の社会労働委員会は、当然、付託案件は、先着上程の順に審査をさるべきであるにもかかわらず、現在審査中のものをそのままにして、特殊な法案を、委員会の話し合いを待たず、一会派の党略的立場で先行させるがごときは、国会法がきめる委員長の委員会の議事整理の権限、秩序保持の義務をも全く抹殺することでありまして、このようなことがたびたび繰り返されますことは、委員会審議重視